下記の注意点を忠実に守って戴ければ、初めての方でも簡単に舗装が出来ます。

                    *注意事項
  本製品は水と接触しますと乳白色に変化し、接着・耐久性が著しく劣化しますので、雨天時の施工は避け、
  設置箇所の水気は取り除いて施工してください。また、使用チップも十分乾燥したものをご使用ください

  (伐採木からチップ加工したてのものを使用し、施工後チップ自身の乾燥により収縮亀裂が生じる報告が
   ありました。野ざらしで保管しているチップは使用しないで下さい。また、パルプチップの様な切断
   チップは表面の繊維質がないため、繋ぎ材として乾燥砂等を少量投入し、接着面積を多くすることにより
   施工後の剥離が防げます。)

1.ウッドチップ舗装の耐久年数

  本製品は、比較的新しい商品ですので、耐用年数の実績は残念ながら持ち合わせておりませんが、ウッド
  チップの表面がウレタン樹脂によりコーティングされる事により光沢に富み、ウッドチップの水分吸収を
  阻害するため、乳剤工法及びセメント系工法と比べて耐久年数は長いと考えます。


2.その耐火性
  上述の通り、ウッドチップの表面がウレタン樹脂でコーティングされる事により、一端固まってしまった
  樹脂は800
の熱で融解後燃焼いたしますので、比較的に燃えにくい構造に変化します。


3・人体への影響
   固化後は、植物動物に無害です。透明なウレタンとお考え下さい。当然ながら、飲食には適しません。 

4.廃棄時の産廃の扱い
  個人の場合は燃えるゴミとして処理してください。燃焼の際に有毒ガスが発生しますので高温炉にての
  燃焼が必要です。自治体の炉は高温炉ですので問題はございません。
工事業者様の場合は、産業廃棄物
  処理
場へ ”木屑としてマニュフェスト提示にての処分になります。

5.防虫性
  コーティングされる事により、虫は食用として好みません。

6.施工後の道具の洗浄方法
  ガソリンやベンジン等の揮発性の強いもので洗い布でふき取って下さい。

7.ミキサー等での練り混ぜが必要か
  ミキサーの方が練混ぜが確実で施工が簡単ですが、市販されているポリ容器の平たい容器の中で造園用
   のシャベル等を用いて練混ぜても効果は変わりません。個々のウッドチップの表面が光って見えるまで
   よく練り混ぜて
下さい。


8.部分施工はできるか?打ち継は目立つか?
   問題ありません。可能です。ウッドチップの種類を変えない限り、継ぎ目は目立ちません但し一端
   硬化
している場所への打ち継目には、新しいチップを敷き均す直前に刷毛等で樹脂を塗りつけてください。

9.施工歩掛りはありますか?
  
チップ厚3cm/100m2当たりの標準的歩掛です。 →こちら

10.施工手順を教えて下さい。
  こちらのサイトを参考にして下さい。 →こちら

<その他>


>人体に影響や臭いはありませんか?
   液体合成樹脂を繊維化した新しいタイプの合成樹脂(接着剤)ですので、硬化前の液体の状態では通常の
  接着剤の臭いはいたしますが、硬化後は無臭無毒で人体は勿論のこと植物にも無害です。


>使用する量はどれぐらいですか?
 先ずはのサイトをご覧になってください。http://www.izumikk.com/paneru2/haigou.htm
 樹脂量を減らすと初期段階ではそう変わりませんが、耐久性は著しく低下しますのでご注意ください。
 *バケツにウッドチップを軽く満たしただけでは、比重が軽く実際の厚みが得られない事となりますので、2〜3回
   トントンとバケツを揺すり、沈下した分を必ず補充してください。


>どのくらいの時間で固まりますか?
気温10℃以上の場合、約6時間程度で固まりますが、夏場の30度以上の気温では、30分〜1時間程度で固化してし
まいますので、5月以降の25℃以上に気温上昇が見込まれる場合は、遅延効果の高いハイアドバインダー4245(夏用)をご使用ください。
本製品は、紫外線により若干黄変いたしますので施工当初はピンク系に見えますが3〜4日でにオレンジ系にと変化します。
固化後のご使用には殆ど問題はございませんが、黄色っぽく見えたら一人前と考えて下さい。
尚、気温5℃以下でのご使用は極力避け、止むを得ない場合は、シート若しくは加温養生を施してください。

>雨などで、舗装が浮き上がることはありませんか?
排水の悪い窪地などに施工した場合には、層のまま浮き上がることがあります。施工前の段階で、水の逃道を作っておくか、
砕石下地を施して水捌けを良くしておくと良いでしょう。

竹串を予め地面に打ち込んでおき、そこにチップ舗装を施すと
チップと串が接着され浮き上がりを防止する方法もあります。
また、浮き上がりに関わらず、砂を混入することにより、混入された砂が、チップ間の繋ぎの役割をはたしますので、耐久性
が増し、剥がれ難くなります。ただし、砂の分だけ樹脂量を追加する必要がありますので、ウッドチップと樹脂を拡販した後
最後に砂を混入して再度練り混ぜて下さい。

>ジョウロ等で撒きたいと思いますが使用方法や道具・注意点を指導ください。
この場合は、噴霧型をそのままジョウロに入れて撒く方法と1液型に薄め液(酢酸エチル)を加えて適度な流体
にして撒く方法があります。

噴霧タイプの場合は、樹脂をより流動化するために薄め液(酢酸エチル)で1:1程度に薄めるものですので、
練り混ぜに比べて
2倍の樹脂量が必要になります。
また、基本的には表面しか固めることが出来ません。そういう意味では、練り混ぜタイプの方が確実で効果的です。
噴霧タイプは、植え込みの下等の人が踏まない様な場所には最適です。従いまして価格的には割高とお考え下さい。


 <噴霧・練混ぜ共通事項>
@ 施工は必ず晴れた日に行ってください。
A ウッドチップは必ず乾燥したものを使用してください。
B 決して水を混ぜないで下さい。(乳白色化して効果がありません)
C ウッドチップと樹脂の混合比を忠実に守って下さい。
D 残った樹脂には必ずキャップを施してください。   (空気中の水分と化合して劣化してしまいます。)
E 固化した樹脂を剥がす事は非常に大変ですので汚したくない部分には必ずシート等で養生してから施工して下さい。
F 施工中、手に付いたレジンは、ガソリンやベンジン等の揮発性の強いもので洗いそのまま布でふき取ってから、
  石鹸等で再度洗い流してください。


<練混ぜタイプ>
G ウッドチップに良く馴染むまで練り混ぜてください。
  (ウッドチップの表面がコーティングされ光って見えたらOKです。)

H 敷き均しは、熱ゴテを用いて施工して下さい。
 (ホームセンター等で市販している1000円程度の安い電気アイロンで敷き均せば、ウッドチップがくっついて
  きませんので、施工が楽です。)

I 練り混ぜ容器に直接触れさせない様ポリエチレンの透明シートを下に敷いておけば容器が汚れず片付けも楽です。
J 乾燥砂を混入させることにより、ウッドチップ層の重量が増し雨天時の浮き上がりを防止するとともに、チップ間
  の結合を高める効果があります。砂の混入量の目安はチップ重量(体積ではありません)の1/2程度を目安にして
  下さい。また、この場合には、2割増しでレジン量を増やしてください。
  

<噴霧タイプ>
K 揮発性が高い為、施工中は火気厳禁で、保管場所も高温になる場所を避けてください。
   施工後、平温時(15℃)には約8時間(夏場の場合は2時間程度)で固まります。
    現在は、噴霧タイプの販売を休止しています。お近くの塗料店等にて”酢酸エチル”をお買い求めになり、
     バインダーと1:1の割合で薄めてご使用ください。”酢酸エチル”のお買い求めの際には、免許書等の提示
     を求められる場合があります。価格は15L缶で5,000円程度です。


その他の注意は→のサイトをご覧になってください。http://www.izumikk.com/paneru2/tyuui.htm

一般の方にも、1缶(9kg)より販売を承っております。
お気軽にお問い合わせ下さい。
”SKバインダー”は、メーカーの都合により製造中止となりました。ウレタン系バインダーとして”ハイ-アド4245”の販売に移行いたします。以前同様、性能には変わりはございませんのでご安心戴きますようお願いいたします。