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ネプラス工法

ネプラス工法とは、側溝の傷んだ部分だけを切取り、鉄製枠(路測と横断タイプ2種類の上部補強金具)をはめこむだけの新工法です。
道路を横断して布設されている側溝、ブロック塀などの構造物に沿って布設されている側溝修繕にその威力を発揮します。
開口用水路は勿論、自由勾配側溝や流雪溝、集水桝などにも対応し、路面のバリアフリー化を素早く実現します。

特徴

工期の大幅短縮 : 従来の工事に比べ1/3~1/4に工期短縮。10メートル以内であれば1日で完了。
掘削作業が不要 : 隣接するブロック塀や水道・ガス・ケーブル等の埋設物に障害を与えません。
交通規制を軽減 : 作業時以外の時間帯には交通規制幅を最小限に抑えます。
産廃発生量抑制 : 切断上部断面のコンクリートと影響舗装部の僅かな産業廃棄物の発生に抑えます。
側溝蓋の再利用 : 痛みの少ない既設側溝蓋やグレーチングの再利用も可能です。
低騒音施工   : ピックハンマーやブレーカーの使用を極力抑え、より静かに作業が行えます。
水替作業が不要 : 水を流しながら施工出来、周辺農作業等に影響を与えません。
サイドカッティングマシン用の走行レールを設置します。
暗渠の場合の有効高さは25cm以上で切断可能です。
サイドカッティングマシンにより、傷んでいる既存側溝上部を自動走行により安全に切断していきます。多少の歪みやカーブにも対応します。
切断したコンクリート部分を撤去します。従来工法とは違い、コンクリート廃材も80%削減します。
接続ボルトは既存側溝と新設部の連続性を図る為のものです。決められた箇所に接続ボルト穴を穿孔します。
接続ボルト穴に特殊接着剤を注入します。
新開発の側溝上部補強金具を据え付けます。設置完了後、接続ボルトを挿入し、そのボルトネジにより高さ調整を行います。
特殊コンクリートを注入することにより、側溝と地盤とが密着しより一層の強度を保つことが可能です。
合材ですりつけ舗装を行い、路面と側溝との間に出来た段差を解消して一連の作業が完了します。※すりつけ舗装厚さが薄い場合は、特殊合材を使用する場合もあります。
既存の側溝の上部は、新開発の横方向切断機サイドカッティングマシンにより切断します。
今までの手作業による切断は大変危険でしたが、このサイドカッティングマシンにより、
安全かつスピーディーに側溝を切断することが可能になりました。
また、操作も簡単。自動走行により安全に切断することができます。
ブレードに水をかけながら切断するするため、気になる粉じんも発生しません。
なお、レールが設置できる幅(5㎝)があれば、片側に障害物があっても切断できます。
   
ネプラス工法には
「路側タイプ」と「横断タイプ」があります。
標準品L=1m・2mの他、オーダーメイドで長さの調整が可能です。
▼それぞれの施工箇所に最適なネプラス工法を。
施工タイプを基準として、それぞれの現場の状況から、
最適な材料を選択します。
既設蓋板再利用の場合には、受枠を厚みに合わせて加工も出来ます。
「ネプラス工法」の採用にあたっては、現場の状況・条件により、
施工タイプや使用材料の選択します。

側溝の大きさと施工箇所を確認し、型式・種類・施工タイプなどを決定します。
また、設置後の側溝に掛かる荷重を想定し、鋼板の種類を選択します。
施工箇所の規制を開放するまでの日数によって、コンクリート強度を選択します。
適切な選択と施工により、経済性と強度、耐久性、施工性にバランスのとれた工事が完成します。
▼各種の性能試験をクリアしています。

新開発の側溝上部補強金具は、引っ張り試験、曲げ試験、圧縮試験などにより一定レベル以上の強度を保有していることが証明されています。
さらに緻密な現場検査により、既存の側溝部と新設部の密着性、連続性も確認しています。
▼施工1年経過後の様子

横断タイプ、路側タイプともに、期待どおりの性能を発揮しています。
開発後まもなくから、新潟県下越地方を中心に多くの自治体などからお問い合わせをいただきました。これらのご要望にお応えするため、試験施工を開始。
その後、一年経過後の検査を行いましたが、不具合は1件もなく、強度に関しても、当初予想していたとおりの強度レベルを実現できたと考えています。工事が1日で終わったので助かったというご意見も数多くいただいています。